男女共同参画室企画「女性研究者による自然科学系分野の紹介」
オープンキャンパス開催のお知らせ!
- 日時 : 平成24年7月21日(土) 12:00~13:30
- 場所 : 共通教育棟 2号館104教室
*詳しくは下記をご覧ください
本学では、平成23年12月19日、岩政学長をはじめとし、新里理事、井出理事、女性教職員18名との懇談会を行いました。この懇談会は、自由に意見交換をしながら、女性教職員の職場環境のさらなる改善に努めることを目的として開催されました。
懇談会では、女性教職員から院内保育・病児保育の実施、柔軟な労働時間制の導入、メンター制度の導入、大学構内のセキュリティーの早急な強化に努めてほしいとの要望等がありました。本学では、子育てをしながら働く女性教職員が多いこともあり、より充実した育児支援制度の要望が多く出されました。
最後に、岩政学長から、今後もこのような会を継続して開催し、女性教職員の要望を取り入れながら、本学における男女共同参画の推進に積極的に取り組んでいきたいとお話しがありました。
琉球大学では、平成23年11月17日に、第61回琉大21世紀フォーラムを開催しました。フォーラムは、男女共同参画推進の取組みで先行するお茶の水女子大学・羽入佐和子学長を講師にお迎えし、「男女共同参画社会の実現に向けて-国立大学の役割-」と題して御講演をいただきました。
講演は、「男女共同参画社会基本法」(1999年制定)に基づいて、2010年12月に閣議決定された「第三次男女共同参画基本計画」を実現させるために教育研究機関である大学は何ができるのかということを、お茶の水女子大学の効果的な取組事例等を紹介しながら行われました。
講演の中で、特に、同大学の取組みによる主な効果として、「研究補助者の配置による効果」、「勤務時間9時-5時の推進による効果」及び「情報環境の整備、意識啓発による効果」があげられ、その後、参加者から活発な質疑応答が行われました。
今回のフォーラムは、教職員のほか学外からの参加を含め57名の参加がありました。
参加者からは、「男女共同参画に対する理解が深まった」、「男女共同参画を推進するために何をすべきかを考える機会となった」等の声があり、琉球大学の今後の男女共同参画を積極的に推進する上で、職員人一人の意識を変えていくよい機会となりました。
琉球大学では、男女共同参画室開室記念フォーラムとして、平成23年1月18日に「男女共同参画先進国 ノルウェーに学ぶ」と題し、ノルウェー王国大使館クリスティン・ヨハンセン参事官による講演を行いました。
講演では、労働人口の約半分が女性で、小さな子どもを持つ母親の約80%が働いているにもかかわらず、合計特殊出生率が1.98%と高いこと、男性の育児休暇取得率が9割であること、国会議員、地方議会の約40%、内閣の50%が女性であること、大学生の62%が女性であること等が紹介されました。
さらに、男女共同参画は、自然と達成されるわけではなく、政治の意思と決断によってもたらされるという、日本への示唆に富んだ内容でした。