琉球大学ジェンダー協働推進室
ジェンダー協働推進室長あいさつ
男女共同参画室長 小西 照子(こにし てるこ) 琉球大学では、2010(平成22)年に琉球大学男女共同参画室が設置されて以降、男女共同参画社会の実現に向けた、教職員の意識改革や職場環境の整備を促進するために組織体制を整備して参りました。特に、平成24年度に文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」、続けて平成27年度に「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」、令和元年度「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」の採択を受けて、女性研究者の活動支援を積極的に行って参りました。この努力の甲斐あって、女性研究者の在職比率を13.1%(平成23年度)から20.9%(令和4年度)まで大幅に向上することが出来ました。女性研究者の支援は、単に女性研究者を増やすことではありません。女性研究者の支援、即ち少数者に焦点を当てた支援を行うことは、「少数者」の特性に応じた配慮が必要な場所で、少数者に対する想像力、共感力を働かせ、一番「しんどそう」な人の目線で考え、結局は全員にとって良い環境を整えることにつながります。つまり、組織に多様性が生まれることは、皆が生きやすい環境を整備することの一助となり、結果として琉球大学の発展につながります。このように、研究者のダイバーシティは大学の持続的発展には不可欠であり、ジェンダー協働推進室は女性研究者の支援を通じて、大学のダイバーシティの推進に取組んで参ります。
2023年4月