琉球大学ジェンダー協働推進室


男女共同参画トップセミナーを開催しました

第1回男女共同参画トップセミナー開催報告

平成25年5月29日(水)、琉球大学会館特別会議室にて、第一回男女共同参画トップセミナーを開催し、学長や理事、部局長など約80人が参加しました。 本セミナーは、大学運営に関わる管理職員等を対象に、本学における男女共同参画推進の取り組みの強化・充実に資することを目的として企画されました。 第一回目は、内閣府男女共同参画推進課長などを歴任されている沖縄科学技術大学院大学副学長の久保真季氏を講師としてお招きし、「男女共同参画のステップアップに向けて」と題してご講演頂きました。
まず初めに大城肇学長より、「本学は多様な属性を持った人材が活躍できる大学づくりに取りんでいるところだが、次世代を担う研究者育成のためにも各部局に ご協力頂きたいと思っています」と挨拶がありました。

セミナーでは、講師の久保氏より、国内外の男女共同参画推進の動向や文科省による女性研究者研究活動支援事業設立の背景や目的についての説明がありました。 その中で、日本の大学にとって男女共同参画を推進することは法人として、そして教育機関として当たり前の義務でありながら、実際には達成できていないことを、ジェンダー・エンパワメント指数(GEM)などを元に指摘されました。 このような男女雇用格差を是正することは法的にも認められたことであり、女性を対象とした採用枠や雇用促進、保育所等の環境整備など採用比率を上げるために、 それぞれの組織に見合った施策を立てることが重要であると提案されました。
講演の後、喜納育江うない研究者支援センター長より、本学における女性研究者支援の取組について報告がされました。

質疑応答では、フロアより「女性比率が低い学部では、積極的な改善措置としてクオーター制(女性枠)導入について検討することも可能ではないか」という意見が出されるなど、活発に議論されました。
最後に、外間登美子理事・副学長(地域国際連携・男女共同参画担当)より、「本学は男女共同参画推進の面からも、地域の模範となる役割があります。 ご参加頂いた皆様にも、今日を契機に今後も本学の男女共同参画推進がステップアップできるようご協力頂きたく、よろしくお願い申し上げます」と挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。


司会
花城梨枝子男女共同参画室長